汚れについて
一言に汚れと言っても、油汚れ、石鹸カス汚れ、尿石、カビ等々、場所によって様々です。
洗浄(汚れの除去)についてのポイントは以下の様な事を念頭に置いて行います。
ポイント1:汚れの種類と性質を知る。
ポイント2:洗剤(薬剤)の種類と働きを知る。
ポイント3:資機材の種類と働きを知る。
ポイント4:対象物の種類と性質を知る。
ポイント1の汚れの種類と性質は、水溶性、油溶性、両性、不溶性の溶解性による分類です。
水溶性の汚れとは、飲料水はもちろん調味料、でんぷん類(米、片栗粉等々)、その他(タバコのヤニ、血液、尿等々)です。
油溶性の汚れとは、ワックス、接着剤、ガム、口紅、バター等々です。
両性の汚れとは、ミルク、卵、チョコレートです。
不溶性の汚れとは、ホコリ、繊維クズ、木クズ、土、泥、尿石、水垢、サビ等々です。
そして、それらの分類に合わせたポイント2の洗剤(薬剤)の種類から汚れにもっとも働き掛けるものを選択します。
洗剤(薬剤)には水溶性洗剤、有機溶剤、漂白剤等々が御座います。
一般的なものはやはり水溶性洗剤でしょか? 一般の油汚れ洗剤はほとんど水溶性でしょう。
水溶性洗剤はその液性によって、酸性、中性、アルカリ性に分かれ、対象となる汚れの種類によって、適合する洗剤の液性が異なります。
水素イオン(H)を多く持っているものを酸と呼び、水酸化物(OH)を多く持つものをアルカリと呼びます。
皆さんご存知、ph(ペーハー)は水素イオン濃度のことで、0~14まであり、ph7付近を中性と呼び、それ以下が酸性、それ以上がアルカリ性です。
一つ例を挙げるとすれば、身近なとこで尿石は酸性の洗剤で除去します。サンポールなどがこの洗剤に分類されます。
次に、ポイント2で選択した洗剤を効率よく効果を発揮できる資機材と組み合わせます。
ポイント4の対象物とは、鉄なのかアルミなのか、ステンレスなのかということです。
これは、素材(お客様の財産)を傷つけないという観点からの知識です。
こういった知識と資機材を使用してお掃除を行うのがプロのハウスクリーニングです。
こういった観点から、当店では無理な汚れ除去せず、お客様の大切な財産を傷つけないよう最善の方法でクリーニングをご提案させて頂いております。
それは決して、手を抜いたり、安かろう悪かろうではなく、お客様と一緒に原状を確認、把握し綺麗を提案しています。
汚れの目安
汚れの目安とは、客観的に査定する為の基準ですので、実際の原状は査定する人間によって様々でしょう。
当店ではハウスクリーニングの価格を全て表記させて頂き、お客様に価格の関する不安を払拭頂く為に、細やかに価格の設定と改定を行わせて頂いております。
経験上、ナチュラル汚れの価格を超える事は稀だと思われます。
ご自身の判断では難しいと感じられるお客様は是非一度、お電話でのご相談はもちろん、無料のお見積もりを是非ともご活用下さい。
汚れ | 住居年数(目安) | ヤケ・サビ | 掃除時期 | 作業時間 | |
---|---|---|---|---|---|
ナチュラル | かすかな汚れがある状態 | 0~3年 | ヤケ・焦げ・サビ・色あせが無い | 1年以内 | 標準 時間内 |
ミドル | ある程度洗浄が必要な汚れがある状態 | 4~5年 | 部分的に強い汚れ・カビ・サビがある | 3年以内 | 標準時間をややオーバー |
ハード | こびりついた汚れが全体的にある状態 | 6年以上 | 汚れがひどく、ペイント・セメント等もある | 3年以上 | 標準時間を大幅にオーバー |
詳しくは、お見積もりで。